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レッスン 137回


2月もあと少し。
今年に入ってからあれこれ忙しく、急にバタバタと色々な用事があったせいで
周囲を見回すことを忘れていたのですが、
気がつけば梅の花が満開に。春近し。

アンサンブルのスプリングコンサートで演奏する
ヴィヴァルディの「ごしきひわ」の練習にぴったりな季節となってまいりました。
可愛らしい小鳥のさえずりのように、ヴァイオリンを奏でたいものだな〜と
思いながら毎日練習しています。

それはさておき、レッスンに行ってきました。

★ ボーイング

師匠 「なんだか少し雑音が入りますね。 どうしてでしょうね?」
 私「ゴミでも入っているのかしら???」  のぞき込む師匠
師匠「あ、入ってた。大きなホコリ玉が。これが原因かも。」
 ホコリ玉なら気にしないでいいわ〜 ということでレッスン開始。
(帰ったら綿棒でほじってみよう、と内心思いながら)

D線で、弓先で音が抜けないように。ただし圧はかけちゃダメ。
A線はとても綺麗です。響いています。

★ スケール&分散音

C dur;
⚫︎ 1の指が若干高い。
⚫︎ 音のつながりは大変綺麗です。音質も良いです。

★ エチュード (クロイツェル 3番)

⚫︎ ボーイング、弓の分量、弓の速度はOKです。
⚫︎ 音質もOK。
⚫︎ 後半は音程に注意。 
⚫︎ E線のハイポジに行った時の4の指が上がりきれていない。

→ もう一度。

★  トロイメライ  by Schumann (バイオリン名曲 30選)

⚫︎ 全体的に綺麗に弾けているが、
弾きにくそうなところが何箇所かあるので、フィンガリングを直しましょう。
⚫︎ 2小節目の「 ミファラドファファ〜」 の「ミファラ」で失速しないで、
弓を残しつつ、「ドファファ〜」でたっぷりと。
同じフレーズがたくさん出てくるので、その都度注意。
⚫︎ 19小節目のミ♭は丁寧に、強調して弾く。
⚫︎ フラジオレットはもっときちんと響かせて。
⚫︎ 曲全体のイメージをしっかりもって弾くこと。
⚫︎ このような曲は、同じようなフレーズであっても、たっぷり弾くところと、
少々急ぎ足で弾くところがあっても良い。プラスマイナス0になればいい。

→ もう一度。

今日のレッスンも充実して楽しかったです。
まずクロイツェルのエチュードは、
2番と同じように弓の分量を少なく、すべて同じ音質で、
正しい音程で弾く。という課題をクリアできるように細心の注意をして弾きました。
全体的にまあまあだったかな。 しかし、、師匠の厳しいダメ出しが入り
もう一度。 
毎日毎日エチュードを練習するたびに耳をすませて、
もっとも響く場所を探しながら、正確な音程を確認しながら弾くのが、
だんだん快感になってきました。 
「もっとも響く場所 = ぴったりな音程」 ですから
あ、響いてる。 いやいやまだ響きが足りない。 って思いながら。
練習に時間はかかりますが、楽しい。
どんどん楽器が自分のものになってくるのがわかります。

トロイメライは、とにかく難しい曲です。
昔々子供のころピアノで弾いたことがあるのですが、その時の感じとは全く違う。
私が大人になったせいもあるのかもしれませんが、
曲への理想がありすぎて、なんだかいっぱいいっぱい。
音はそれほど難しくないのですが、
美しい音を出すためにあえてハイポジだったり、フラジオレットにしたりと
意外とテクニックが必要で、
気持ちも詰め込みたいのに、なかなかそこまでいかない。

それでもこの2週間かなり練習したので、
今日はけっこうまとまりよく弾けたと思います。
しかし、曲作りはここからがスタートなのですよね。
楽譜に慣れたところから始まる。

シューマンは 春のひだまりの中で子供たちが遊んでいる光景を
このトロイメライという曲で表現したそうです。
そのようなイメージで、誰かを癒すことができるように、
完成させたい。





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by collages1122 | 2016-02-25 15:48 | ヴァイオリン