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高嶋ちさ子 12人のヴァイオリニスト

昨日、思いがけず「高嶋ちさ子 12人のヴァイオリニスト」のコンサートの
無料招待券をいただき、市民会館へ夫と二人で行って来ました。

ヴァイオリンを始めたばかりの私にとって、
プロの演奏家の所作、音色などすべてがワクワクで、楽しい時間でした。
曲目は、
フィガロの結婚 、アヴェマリア、ヴァイオリン協奏曲集「四季」
ユーミンコンチェルト、ツィゴイネルワイゼン、カルメン協奏曲
フィドル・フォドル、 ディズニー名曲集、剣の舞、 タイスの瞑想曲、チャルダッシュ。

誰でも聴いた事があるような、おなじみの曲。 だから誰もが楽しめる。
クラシックのコンサートだけれど、難しい話はナシにして、敷居をうんと低くして、
観客をぐんぐん惹き付ける演出はさすが高嶋さん。
ヴァイオリンの名曲に、ディズニーメドレー。テンションがあがるカルメン。
さらにその曲の間のトークも最高。 高嶋ちさ子さんの毒舌がさえ渡ります。

そのプログラムの中に「指揮者コーナー」というのがありまして、
始まる前に夫が「この指揮者コーナーって何だろう?体験させてもらえるのかな?やってみたいな」と
言ってました。

コンサートが後半になり、いよいよその「指揮者コーナー」になりました。
出演者から「指揮者とは、こういうものなのですよ」という説明が一通りあり、
「…では、やってみたい方!?」と。 
その瞬間、間髪入れず、私の隣に座っている夫が
目立つように手にプログラムまで持って、その手を高々と挙げたのです。 ひええ〜

「あ、いますね。ではそこの方、お願いしまーす。」
夫は嬉しそうに舞台に上がって行きました。    マジ???

かくして夫は1500人の観客の前で舞台に上がり、
高嶋ちさ子さんと12人のヴァイオリニストの乙女達の演奏を指揮しました。
「ハンガリー舞曲」です。  
それがまた、ホルンやめて指揮者に転向したら〜〜?というくらいの表現豊かな指揮でして、
もうびっくり。
 たっぷりためて笑わせたり、強引に演奏をストップさせたり、客席は爆笑の渦。
チャンチャンチャン!! と終った時には喝采の嵐。 私も涙流すほど笑いました。

高嶋さんは「面白かった! 新しい解釈で楽しかったーー」と
絶賛してくださいました。お世辞だとしても嬉しいですね。
いきなり舞台に上がってあそこまで指揮できる人はそんなにはいないと思いますし、
確かに常識を越えた「ハンガリー舞曲」になっていたので、お世辞ではないでしょうけど。

そんなこんなで楽しい夜を過すことができました。
私はすっかり高嶋ちさ子さんのファンに。
ますますヴァイオリンの練習をがんばって、早く上手くなりたい!と思いました。
高嶋ちさ子 12人のヴァイオリニスト_d0176951_117277.jpg

by collages1122 | 2010-07-15 18:15 | ヴァイオリン